2016年 04月 28日
toboggan
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滑り台
娘、2歳7か月。
幼稚園に入りました。
これは家です。
初日。
登園時間は8時20分~35分。
時間にルーズなフランスですが、ここだけは門をかっちり閉められてしまうので厳守。
ちなみに、こちらは日本とは違って入園式などというものはないし、
そもそも2歳児のクラスなんてオムツ取れ次第でぱらぱら入ってくることもあり、
学校側もあらこんにちは、今日からなのねー くらいのテンションです。
初日ということもあり、門が開く頃には到着。
いつも通りに登園してくる子供たちに紛れて教室に入ります。
どんどん子供(と親)がやってくるので娘も若干顔が緊張、無口になりました。
教室の入り口付近で先生が待ち構えているので引き渡し。
迎えの時間を確認して、じゃと娘に声をかけようとしたら、娘は背中を向けて既におもちゃを手に取っておりました。
まぁそれはそれでいいかと思ったら、先生に促されてビズ(ちゅー)しにやって来て、
また後でねと言うと、その後はすたすたおもちゃのところへ戻りました。
泣かないとは思っていたけれど、びっくりするほどクールな感じです。顔は緊張していたけれどもね。
お蔭さまでこちらも特にこう感情の高ぶりwなどもなく、じゃじゃと帰って参りました。
お迎えの時間は11時半。
3時間ほどの自由です(笑)
でも片付けて掃除して、ちょっと書類を弄っていたら大体おしまい。
朝の3時間は早いなぁ、あっという間。
でもテレビも点けず、呼ばれることもなく、静かに淡々と仕事ができるのは非常にラクですなぁ(笑)
お迎え。
時間になると門が開き、お迎えの親たちは教室付近まで入ります。
ドアの前まで行くと、子供が順に呼ばれます、「〇〇ちゃん ママ来たよー」と。
覗くと、丸いテーブルに皆で座っておとなしく待っていました、娘も端っこに疲労困憊な顔で(苦笑)
「〇〇(娘)、ママよー」と呼ばれた娘、顔を見た途端、泣きそうな顔で走ってきました。
鼻の下に鼻水の痕跡、あららら、これは泣いたなぁ…
聞けば、教室では上手に遊べていたとのこと。
でも外で30分ほど遊ぶ時間があって、そこでどうにもこうにも悲しくなっちゃったらしい。
出されたはいいものの(遊具が雨と工事で全滅)、どうしたらいいのかわからなくなったのか、
一斉に子供たちが出てきたことに圧倒されたのか、そこでどうやら泣いちゃったとのこと。
また部屋に入ってからは落ち着いたようだったけれど、
もし難しそうなら外で遊ぶ時間の後にお迎えに来てもいいわよと先生。
いやー初日だもの、そういうこともあるでしょう?と思うのはヒドイかな、母厳しいか。
でももう少し続けてみて、それでだめだったらそうしてもいいかと聞くと、もちろん構わないとのこと。
じゃ、もう少し続けてみます、また明日と帰りました。
帰り道、どうだった?楽しかった?と聞くと、泣きながら「楽しかった―」 とのこと(笑)
でも「えんえん泣いたのー、ままー おうち帰るーて泣いたのー」と、
そうか、お外楽しくなかったの?滑り台しなかったの?と聞くと、「濡れてたのー」と。
でもまとめると楽しかったと(笑) なんだそれ。
うちでは使わない色ペンを使ったお絵かきも楽しかったし、べべのお人形も抱っこしたし、ちゃんとピピしたよーとか、
とにかく総合的には楽しかったそうで(笑)
「明日も行く―」と言って寝ました。
逞しくてなにより。
2日目。
先生にはdoudouを持ってきてもいい(むしろ持ってきたら)と言われたけれど、
うちは寝る時だけだし、普段それがなくては何もできなくなっても困るのでやめておいて、
でも簡単に友達もできないだろうし、四面楚歌な気持ちになっても可哀想だし、
お気に入りの人形を一つ持っていくことにしました。
本日はパンダ。
パンダとお気に入りのキティのリュック(おさがり)にパンツとレギンスを入れて(必須ではない)
2日目も無事に登園。
教室に着くと小さい声ながら「ぼんじゅ―」とか言うし、先生においでと言われたらテケテケと歩いて行ってビズするし、
パンダかわいいわねぇとか言われてニヤニヤして、え、なんか大丈夫そう。
後でねーと声をかけたらうんと頷いておしまい。
かーさんにビズ忘れてるけど、まぁいいかと帰りました。
2日目も同じく3時間後にお迎え。
のぞくと同じように皆でテーブルに座ってちゃんと待っていて、
娘は小脇にパンダを抱え隣りの子と何かこそこそやっているよう。
あら、悪くない感じ。
でも呼ばれて顔をみたらやっぱり泣きそうな顔になって走ってきましたが、どうやら今日は泣かずに過ごせたらしい。
しかし、滑り台で遊んでいる時に落ちたと。どう転んだのかわからないけれど、しばらく号泣していたもよう。
足は着いたし大したことはないけれど、頬を少し打った痕がありました。
娘に尋ねると、
「男の子がいて転んだのー、えんえん泣いたら女の子が手をつないだの、マダムが抱っこしてくれたのー」
(訳:滑り台に男の子がいた、転んだ、泣いたら女の子が手をつないで先生のところに連れて行ってくれて、先生が抱っこしてくれた)
なるほどなるほど。痛い出来事だったけど、なんかうまくいったみたいじゃないか。
フランスの幼稚園は、
2歳代 TPS (toute petite section)
3歳(年少) PS (petite section)
4歳(年中) MS (moyenne section)
5歳(年長) GS (grande section)
といったクラス分けになっています。
学校にもよるだろうけれど、娘の学校のような小さなところでは、
大きな子供たちと一緒になったりすることもあって、どうしても押し押されることもありそうです。
兄弟がいない娘なのでそういうことも初めてだろうし、
そもそも自分が中心ではない社会に入ることも初めてだし、
そんな環境の中でもまれて、身体的にも精神的にも強くなって成長してくれたらいいなと思います。
派手に怪我しない範囲で(苦笑)
とにもかくにも「明日も行く」そうなので、母はお見送りしますよ。
楽しいことがひとつでもあればいいな。
ma fille aime le toboggan.
* mimi du jour *
え!もしかして寂しいとか?
娘、2歳7か月。
幼稚園に入りました。
初日。
登園時間は8時20分~35分。
時間にルーズなフランスですが、ここだけは門をかっちり閉められてしまうので厳守。
ちなみに、こちらは日本とは違って入園式などというものはないし、
そもそも2歳児のクラスなんてオムツ取れ次第でぱらぱら入ってくることもあり、
学校側もあらこんにちは、今日からなのねー くらいのテンションです。
初日ということもあり、門が開く頃には到着。
いつも通りに登園してくる子供たちに紛れて教室に入ります。
どんどん子供(と親)がやってくるので娘も若干顔が緊張、無口になりました。
教室の入り口付近で先生が待ち構えているので引き渡し。
迎えの時間を確認して、じゃと娘に声をかけようとしたら、娘は背中を向けて既におもちゃを手に取っておりました。
まぁそれはそれでいいかと思ったら、先生に促されてビズ(ちゅー)しにやって来て、
また後でねと言うと、その後はすたすたおもちゃのところへ戻りました。
泣かないとは思っていたけれど、びっくりするほどクールな感じです。顔は緊張していたけれどもね。
お蔭さまでこちらも特にこう感情の高ぶりwなどもなく、じゃじゃと帰って参りました。
お迎えの時間は11時半。
3時間ほどの自由です(笑)
でも片付けて掃除して、ちょっと書類を弄っていたら大体おしまい。
朝の3時間は早いなぁ、あっという間。
でもテレビも点けず、呼ばれることもなく、静かに淡々と仕事ができるのは非常にラクですなぁ(笑)
お迎え。
時間になると門が開き、お迎えの親たちは教室付近まで入ります。
ドアの前まで行くと、子供が順に呼ばれます、「〇〇ちゃん ママ来たよー」と。
覗くと、丸いテーブルに皆で座っておとなしく待っていました、娘も端っこに疲労困憊な顔で(苦笑)
「〇〇(娘)、ママよー」と呼ばれた娘、顔を見た途端、泣きそうな顔で走ってきました。
鼻の下に鼻水の痕跡、あららら、これは泣いたなぁ…
聞けば、教室では上手に遊べていたとのこと。
でも外で30分ほど遊ぶ時間があって、そこでどうにもこうにも悲しくなっちゃったらしい。
出されたはいいものの(遊具が雨と工事で全滅)、どうしたらいいのかわからなくなったのか、
一斉に子供たちが出てきたことに圧倒されたのか、そこでどうやら泣いちゃったとのこと。
また部屋に入ってからは落ち着いたようだったけれど、
もし難しそうなら外で遊ぶ時間の後にお迎えに来てもいいわよと先生。
いやー初日だもの、そういうこともあるでしょう?と思うのはヒドイかな、母厳しいか。
でももう少し続けてみて、それでだめだったらそうしてもいいかと聞くと、もちろん構わないとのこと。
じゃ、もう少し続けてみます、また明日と帰りました。
帰り道、どうだった?楽しかった?と聞くと、泣きながら「楽しかった―」 とのこと(笑)
でも「えんえん泣いたのー、ままー おうち帰るーて泣いたのー」と、
そうか、お外楽しくなかったの?滑り台しなかったの?と聞くと、「濡れてたのー」と。
でもまとめると楽しかったと(笑) なんだそれ。
うちでは使わない色ペンを使ったお絵かきも楽しかったし、べべのお人形も抱っこしたし、ちゃんとピピしたよーとか、
とにかく総合的には楽しかったそうで(笑)
「明日も行く―」と言って寝ました。
逞しくてなにより。
2日目。
先生にはdoudouを持ってきてもいい(むしろ持ってきたら)と言われたけれど、
うちは寝る時だけだし、普段それがなくては何もできなくなっても困るのでやめておいて、
でも簡単に友達もできないだろうし、四面楚歌な気持ちになっても可哀想だし、
お気に入りの人形を一つ持っていくことにしました。
本日はパンダ。
パンダとお気に入りのキティのリュック(おさがり)にパンツとレギンスを入れて(必須ではない)
2日目も無事に登園。
教室に着くと小さい声ながら「ぼんじゅ―」とか言うし、先生においでと言われたらテケテケと歩いて行ってビズするし、
パンダかわいいわねぇとか言われてニヤニヤして、え、なんか大丈夫そう。
後でねーと声をかけたらうんと頷いておしまい。
かーさんにビズ忘れてるけど、まぁいいかと帰りました。
2日目も同じく3時間後にお迎え。
のぞくと同じように皆でテーブルに座ってちゃんと待っていて、
娘は小脇にパンダを抱え隣りの子と何かこそこそやっているよう。
あら、悪くない感じ。
でも呼ばれて顔をみたらやっぱり泣きそうな顔になって走ってきましたが、どうやら今日は泣かずに過ごせたらしい。
しかし、滑り台で遊んでいる時に落ちたと。どう転んだのかわからないけれど、しばらく号泣していたもよう。
足は着いたし大したことはないけれど、頬を少し打った痕がありました。
娘に尋ねると、
「男の子がいて転んだのー、えんえん泣いたら女の子が手をつないだの、マダムが抱っこしてくれたのー」
(訳:滑り台に男の子がいた、転んだ、泣いたら女の子が手をつないで先生のところに連れて行ってくれて、先生が抱っこしてくれた)
なるほどなるほど。痛い出来事だったけど、なんかうまくいったみたいじゃないか。
フランスの幼稚園は、
2歳代 TPS (toute petite section)
3歳(年少) PS (petite section)
4歳(年中) MS (moyenne section)
5歳(年長) GS (grande section)
といったクラス分けになっています。
学校にもよるだろうけれど、娘の学校のような小さなところでは、
大きな子供たちと一緒になったりすることもあって、どうしても押し押されることもありそうです。
兄弟がいない娘なのでそういうことも初めてだろうし、
そもそも自分が中心ではない社会に入ることも初めてだし、
そんな環境の中でもまれて、身体的にも精神的にも強くなって成長してくれたらいいなと思います。
派手に怪我しない範囲で(苦笑)
とにもかくにも「明日も行く」そうなので、母はお見送りしますよ。
楽しいことがひとつでもあればいいな。
ma fille aime le toboggan.
* mimi du jour *
by flatflaterick
| 2016-04-28 04:40
| べべ